色作りも映像制作の重要な要素!
色だけで映像の印象が大きく変わってきます。
色編集には「カラーコレクション」と「カラーグレーディング」という2つの行程があります。最初は少し複雑に感じるかもしれませんが是非挑戦してみて自分だけの世界観を表現してみてください!
練習用の素材も配布いたします。
撮影は全てS-log3 4K 10bitで撮影しています。
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通常撮影
通常撮影とはLOGでもRAWでもない撮影で撮影時に既に色がついている記録方式です。
正確には「通常撮影」という呼び方はないと思いますが便宜上「通常撮影」としておきました。
撮影時に既に色がついているので色編集の自由度は低いのですが、撮って出しで既に綺麗な色になっているのが魅力です。
カラーグレーディングで自分の世界観を表現したい!という人には向いていませんが、時間のないウエディングの撮って出しや、素材数の多いVLOGなどには向いている記録方式です。
LOG撮影
LOG撮影とは色調・コントラスト・階調を圧縮した記録方式で、カラーコレクションやカラーグレーディングをする前提としています。
ダイナミックレンジが広く、白飛びや黒つぶれが起きにくい一方で、暗部にノイズが乗りやすいといった特徴もあります。
各社それぞれにLOG設定があり、NikonはN-LOG、SonyはS-LOG、キヤノンはC-LOG、パナソニックはV-LOG、フジフィルムはF-LOGとたくさんの種類があります。
LOG撮影は露出の設定が難しく、練習が必要ですが、上手く撮影できれば綺麗な色編集を行うことができます。
RAW撮影
撮影した明暗情報をそのまま記録できる生のデータ。
LOGと同じくカラーコレクションやカラーグレーディングをする前提とした記録方式です。
撮影後に「ISO感度」「ホワイトバランス」などを変更することが可能なので、LOG撮影よりも色を変更する自由度が高いのが特徴です。
RAW収録ができるカメラとしてはBMPCCやNikon Z 9などがあります。
データ容量が大きいので、データを保管しておくための外付けSSDなどが必要です。
カラーコレクション
SLOG3で撮影した素材のカラーコレクションをやっています。
カラーコレクションとは撮影時の明暗やホワイトバランスなどを補正して、適切な状態に戻す作業のことです。
太陽の傾きや雲の動き動きの影響もあるので、撮影時に100%同じホワイトバランスや明るさで撮影することはなかなか難しいと思います。
そういった時に撮影した複数のクリップの明暗やホワイトバランスを合わせて、統一感を持たせるために行うのがカラーコレクションです。
カラーコレクションを行わないままカラーグレーディングをおこなってしまうとそのシーンの統一感がなくなってしまい、チグハグな印象の映像になってしまいます。
カラーグレーディングを行う前には必ずカラーコレクションを行います。
カラーグレーディング
カラーグレーディングは映像の色彩を自分のしたい表現に近づけていく作業のことです。
淡い色にしたいのか、青みがかった色にしたいのか、ビビットな雰囲気なのか。
カラーグレーディングで自分が表現したい世界観を作ってみましょう!
LUTの上手な使い方
LUTを使うと上手に色作りができる可能性がある反面、大失敗をしてしまうこともあります。
上記の動画を参考に、上手にLUTを使ってみてください!
上手くいかない場合はLINEにてご相談ください!
何が正解なのか
色作りに正解はありません。
正解がないだけに多くの人が苦労してしまうところです。
自分が理想としている色や、その動画に合った色はたくさんの動画をみて、自分で手を動かしてみることでしか作れないものだと思います。
是非色々試してみてください!
BLUE BANANA WORKS
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