一眼レフカメラやビデオカメラの代わりにスマートフォンで動画を撮る人も多いかと思います。
最近のスマートフォンは画質も良くなって、手軽に撮影できるので旅行や子供の成長記録など様々なシーンでスマホ動画は活躍しているのではないでしょうか。
便利で手軽な反面、後から動画を見返すと手ブレがひどく「思ったような動画が撮れてなかった!」なんてことも多いのではないでしょうか。
そういう時に活躍するのがスマホを水平に保ち、手ブレを軽減させてくれるスタビライザー(ジンバルとも言います)です。
最近では多くのメーカーからスタビライザーが発売され、どういった特徴があって、どういったものを選べば良いのか迷ってる方も多いかと思います。
この記事では各スタビライザーの特徴をまとめましたので、購入の際の参考にしていただければと思います。
Contents
なぜスタビライザー(ジンバル)が必要なのか
手持ちで動画を撮影するとほぼ100%手ブレします。
手ブレした動画はかっこよさが半減してしまいます。
せっかく性能の良いスマートフォンがあるなら、映像のクオリティにもこだわってきたくなるのが人間というもの!
まずはスタビライザーの有無でこんなに映像が変わるという見本をどうぞ!
スタビライザーの有無でこれだけ映像に違いが出てくるんです。
最近はgopro7やiphone xsのようにカメラ本体で手ブレ補正をするような機種も出てきています。
それほど手ブレのないヌルヌル動画に需要があるということです!
スタビライザー(ジンバル)の選び方
一口にスタビライザーとはいっても、たくさんの種類があります。
電気式のもの、機械式のもの、ジンバル数の違い、スマートフォンだけでなく、アクションカメラなどにも対応しているもの、様々です。
電気式か機械式か
最近は電気式のものも価格が安くなってきて、購入しやすくなってきました。
電気式のものはOSMO MOBILE 2のようなバッテリーでモーターを制御して水平を保って手ブレを防ぐものです。
アプリとリンクしてタイムラプス撮影をしたり、対象物を追いかける機能なんかもあるみたいです。
OSMO LINK
機械式のものは「やじろべえ」の原理でバランスを取って水平を保ち、ブレなくなる構造です。
手動でバランスを取らなくてはいけなく、うまくバランスを取るにはかなりシビアに調整する必要があります。
電気式のものより価格が安く3,000円ぐらいから購入することができます。
ジンバル数の違いって?
電気式のスタビライザーは機種によってジンバル(モーター)の数が違ってきます。
本格的な撮影を行うなら3軸ジンバル、もう少しお手軽なものだと2軸・1軸ジンバルとなります。
本格的な撮影には3軸ジンバルを!
3軸ジンバルはモーターが3つついていて、パン(水平・左右)・ティルト(垂直・上下)・ロール(回転)の全方向のブレを防ぐことが可能です。
浮遊感のある、いわゆるぬるぬる動画が撮影できます。
パンするような動画を撮影したい場合にはこのジンバルが必要になってきます。
1軸や2軸に比べるとお値段若干高め!
手軽さ、価格重視なら2軸、1軸ジンバル
重量も3軸よりも軽く、手軽に使えるのがこのジンバル。
1軸ジンバルはティルト(垂直・上下)のブレを抑え、2軸はティルト(垂直・上下)とロール(回転)のブレを抑えます。
主に歩きながらまっすぐ方面を撮影するような用途に向いています。
3軸スタビライザーの特徴をチェック!
ここでは下記の項目をチェックして行きますよ!
購入する際の参考にして下さい!
名前
本体重量
駆動時間
本体サイズ
対応しているスマホサイズ
有効搭載量
DJI OSMO Mobile 2
ドローンで有名なDJIが作ったスマホ用ジンバル
めちゃくちゃ多機能な高級スタビライザーです。
被写体を設定して置くと自動で追尾してくれる「アクティブトラック」やスマホあぷりと連動した「タイムラプス」、縦向きでの撮影を可能にした「ポートレート」など様々な用途でお使いいただけます。
DJIが信頼できるスタビライザーかと思います。
バッテリーの持ちも良く、最大15時間の撮影にも耐えられるそうです!
名前 : DJI OSMO Mobile 2
本体重量 : 485g
駆動時間 : 15時間
本体サイズ : 72 × 113 × 295mm
対応しているスマホサイズ : 幅58.6 – 85 mm、厚さ最大8.9mm
最大搭載量 : 202g
Zhiyun Smooth 4
アメリカや中国など、海外で人気の強いZhiyun(ジウン)
2018年八月に発売となったZhiyun Smooth 4。
このスタビライザーの特徴は手元にコントロールパネルが搭載されているので、解像度・フレームレート露出補正の調整、力メラ(メインカメラとインカメラ)や動画静止画の切り替え、アルバム再生やフラッシュ設定など、撮影に必要な設定を指先一つで調節可能です。
高速シーンに素早く追随できるPhoneGoモードや映画などで良く使われる「ドリーズーム」機能も搭載。
※台車(ドリー)に乗せたカメラを被写体に向けて、台車を被写体から遠ざけるように移動させると同時にカメラをズームすることで、被写体のサイズはそのままに背景の遠近感だけを変化させるというテクニックです。
Zhiyun Smooth 4からスマホに給電することも可能なので、スマホのバッテリーの持ちを心配する必要もなくなりますね!
名前 : Zhiyun Smooth 4
本体重量 : 547g
駆動時間 : 12時間
本体サイズ : 123 × 105 × 328mm
対応しているスマホサイズ : 6インチ以下
有効搭載量 : 75g〜210g
Snoppa M1
海外のクラウドファンディングIndiegogoで話題になったスタビライザー
他のスタビライザーとの違いはコンパクトに折りたためること。
レビュアーさんの記事では「100均の500mlのペットボトル入れが折りたたみ時にちょうどよかった」、なんてコメントもあるぐらいコンパクトになるみたいです。
機能的にもDJIやZHIYUNと大きく変わらなさそうで、自動追尾モードやパノラマ撮影モードなんかもあります。
ただ、ジョイスティックが付いていないので手元でパンなどをしたい方には不向きかもしれません。
名前 : Snoppa M1
本体重量 : 450g
駆動時間 : 4時間
本体サイズ : 208 × 53 × 43mm
対応しているスマホサイズ : 58〜82mm
有効搭載量 : –
FEIYU vimble 2
最大18cmの延長ロッド付きでセルフィーにも!
FEIYU(フェイユー)は、2007年8月に中国の風光明媚な都市、桂林に誕生したスタビライザーやドローンを作っている会社です。
専用のVICOOLというアプリを使って多彩な操作が可能だそうです。
名前 : FEIYU vimble 2
本体重量 : 428g
駆動時間 : 5時間
本体サイズ : 118 × 110 × 323mm
対応しているスマホサイズ : 57〜84mm
有効搭載量 : 横210g, 縦200gまで
Gimpro
3軸ジンバルにしては安価なスタビライザー。
縦でも横でも撮影は可能みたいです。
アプリを使った追従機能などもあるみたいですが、レビュー記事が見つからないので詳細は不明・・・。
名前 : Gimpro
本体重量 : 460g
駆動時間 : 12時間
本体サイズ : 108 × 70 × 289mm
対応しているスマホサイズ : 6インチ以下
有効搭載量 : 200g
Natuoke
若干安め。
機能は大体他のメーカーと一緒な感じ。
amazonの評価が結構良いのですが、よっぽどの理由がない限りはDJIかZHIYUNをおすすめします。
名前 : Natuoke
本体重量 : 480g
駆動時間 : 12時間
本体サイズ : 115 × 45 × 335mm
対応しているスマホサイズ : 6インチ以下
有効搭載量 : 75 〜 200g
その他
まとめ
最近は色々なメーカーから安価なスタビライザーが発売となっています。
機能はあまり変わりませんが、メーカーによって若干の特色を出してきたりしていますので、自分の用途にあったスタビライザーを選びましょう!
お使いのスマホによっても選び方は変わってくるかと思います。
また、撮影時間の長い方などはできるだけ軽量の物を選ぶと良いかもしれません。
楽しいヌルヌル動画ライフを!
BLUE BANANA WORKS
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