動画製作に必要最低限の機材を揃えましょう!
ここでは撮影と編集に必要な最低限のスペックの機材について紹介します。
機材は良いものがあるのが理想ですが、予算が厳しい方は無理に高い機材を揃えなくても大丈夫です。
機材関連は選ぶのが難しいのでSlackにてご相談ください!
Contents
カメラ
カメラのスペックは4Kで撮影できるものを購入しましょう。
最近ではミラーレスカメラで撮影されるケースも多く、私もSONYのFX3やFX30、BMPCC 6K PROなどを所有しています。
ミラーレスカメラで撮影されるケースが多い理由としては、価格の割に映像の質が良く、サイズもコンパクトで取り回しがしやすい、
レンズを取り替えることができるので絵変わりがしやすく撮影の幅が広いなどの理由が挙げられます。
まずは中古でも良いのでミラーレスカメラを購入することをおすすめします。
最近のスマートフォンは画質も良くクオリティの高い映像が撮れますが、仕事で使うカメラとしては向いていません。
あなたが動画製作を発注する立場だったらスマートフォンで撮影にくるカメラマンにお金を出して動画製作を頼みたいですか?
きっと嫌ですよね。
機材も「ハッタリ」になりますので、まずは見た目としてもきちんと拘っている、お金をかけているという姿勢を見せましょう!
コストパフォーマンスがよく、おすすめのカメラはBMPCC 4KかFX30です。
どちらもセンサーサイズがフルサイズよりは小さいカメラですので、暗所での撮影には工夫が必要ですがこれからビデオグラファーとして活動を始めるのであればおすすめです!
ハイクオリティな制作を目指すのであればBMPCC 6K PROかFX3、Z 9もおすすめです。
ソニーのカメラがおすすめな理由
α7SIII、FX30、FX3は映像制作の現場においてとても使いやすいカメラです。
4K 10bit 120pで撮影できるので高画質なスローモーション撮影にも対応しています。
一番のおすすめ理由としては「使っている人が多い」ということです。
使っている人が多いので「サブカメラとして現場に入ってほしい」や「色味合わせのためにα7SIIIで撮ってほしい」などソニーのカメラ指定でお仕事が来るケースもあります。
使っている人が多い分「カメラで違いを出す」ことは難しいのですが、わからないことやトラブルもユーザー数が多い分、情報も多いので比較的簡単に問題解決できるという強みがあります。
BMPCCがおすすめな理由
ソニーやニコンなどとは違い少しクセがあるのがBMPCCです。
AFが使えない・重い・ユーザーが少ないので情報が少ない。
などのネックになる部分はありますが何と言っても魅力はコストパフォーマンスの高さ!
4Kや6KのRAWが撮れて、この価格で購入できるのは安すぎます・・・。
BMPCCはBRAWというRAW形式で収録するのですが、RAWは編集時の自由度が高く、編集ソフト上(DaVinci Resolveというソフトを使う必要があります)での挙動も比較的軽いのでとても扱いやすいファイルです。
ViPro THE BASEではPremiere Proでの動画編集を教材にしていますが、DaVinci Resolveも使えるようになればお仕事の幅や表現の幅も広がります!
DaVinci Resolveに関する基本的な使い方はこちらをご参照ください。
Nikon Z 9がおすすめな理由
あまり動画でZ 9を使っている人は多くありませんが、Z 9は内部RAW収録が可能なカメラです。
AFが使えて内部RAW収録ができて、とても繊細に映るZレンズが使えるということで死角なしのカメラです。
唯一の欠点が重たい・・・。
それでもとてもリッチな絵作りができますのでドキュメンタリーの制作や企業VPの制作にも向いているカメラです。
LUMIX S5 IIがおすすめな理由
とにかくコストパフォーマンスの良さがおすすめの理由です。
他のカメラに比べて価格は安いのに写りはよく、色味も良いのでカメラにかかるコストを抑えて映像制作を始めたいって方に特におすすめです!
レンズ
レンズ選びもものすごく迷うところだと思います。
最初の一本として購入するなら単焦点レンズ、ズームレンズどちらが良いか。
私の考えは「最初の一本はズームレンズが良い」です。
一本のレンズで様々な焦点距離*1で撮影できるというのが理由です。
この焦点距離ではこういう風に映るんだというのを肌で感じることが大事かなと思います。
実際私も外ロケでの撮影なんかはズームレンズを使うケースが多いです。
まずは24-70mmあたりの標準ズームレンズ*2や24-105mmの表中・望遠ズームレンズを購入してみると撮影が捗りますよ!
*1)焦点距離とは、ピントを合わせたときの、レンズから撮像素子までの距離です。
焦点距離は一般的に28mmや50mm、100mmなどといった数値で表されます。ズームレンズの場合は、18-55mmというように焦点距離の両端の数字で表します。
*2)標準ズームレンズとは、焦点距離50mmを中心に、広角から望遠までをカバーするレンズのことをいいます。
例えばα7iiiとの組み合わせで爆発的な人気なTamron 28mm-75mmなどです
マイク
カメラ内蔵のマイクはNG!安くても良いので外付けマイクを購入しましょう
マイクは映像を作る上でかなり重要なアイテムです(もしかしたら一番重要かもしれません)。
画質が悪くて動画を観るのをやめる人より、音声が聞き取りにくくて観るのをやめる人の割合の方が多いというのが理由です。
ですのでマイクは用途に合ったマイクを選びましょう。価格はピンキリですが最初は安いものでも十分かと思います。
コンパクトで音質も良いおすすめのガンマイクです
DEITY V-Mic D4 Duo
https://amzn.to/3NK2BLr
インタビュー動画などはピンマイクを使って録るとノイズも少なく、綺麗に録れるのでおすすめです。
TASCAM (タスカム)/ ピンマイクレコーダー/DR-10L 黒
https://amzn.to/3byVvpB
ワイヤレスピンマイクもかなりおすすめです。
RODE wireless Go II
https://amzn.to/3K85d3y
ガンマイクとピンマイクでは用途が違います。
空間全体の空気感を音声に入れたい場合はガンマイク(周囲の雑音も含みます)、声だけをクリアに拾いたいならピンマイクを選びます。
SDカード
データは何よりも重要!
素手でのSDカードの受け渡しはNG(データが消える危険性あり)!
SDカードは転送速度が重要になってきます。
価格もかなり安くなってきていますのである程度質の良いものを購入すると良いかと思います。
容量は126GB以上をおすすめしています(64GB以下だとすぐに容量がいっぱいになってしまうので)。
Sandisk Extreme PRO
https://amzn.to/3x0DFcU
三脚
三脚は比較的使用頻度の高いアイテムです。
安価なものはぐらつきがあるものもありますので注意が必要です。
最近Smallrigaから発売された三脚は価格の割に安定感や見た目がしっかりしているのでおすすめです!
SmallRig ビデオ三脚
https://amzn.to/3M2xXg2
その他必要なもの
ライトや三脚は初めは安いもので良いです。
NDフィルターは可変式がオススメです。
ジンバルはあれば便利ですが、必要になってからの購入で良いかと思います。
まずは必要最低限のものを揃えて、必要になったら都度購入していきましょう!
おすすめ↓
ジンバルについて
動画を始める人が最初にお金をかけてしまうのがジンバルだと思います。
ジンバルはピンキリで高いものから安いものまでありますが、機能的には大きく変わりません。
ジンバルに予算を使うよりも他のところにお金を使った方がお仕事としては良いものができると思います。
私はZhiyuのジンバルを使うことが多いのですが、コスパで言えばFeiyuTechやMOZAなんかも選択肢に入ってきますので、ご自身のカメラ・レンズの重さとジンバル性能を比較して最適なものを選んでみてください。
ジンバル選びに困ったらLINEにてご相談ください!
BLUE BANANA WORKS
最新記事 by BLUE BANANA WORKS (全て見る)
- 動画編集ADVANCE - 2023年3月8日
- デザインの4原則 - 2023年3月5日
- Premiere Proを使った動画編集 BASIC - 2023年2月20日